婚活している人はみんな「難アリ」なの？

「婚活なんてしている人はみんな余りモノ。ハゲとデブばっかりで、ロクな男なんか見つかる訳ないぞ。」

婚活を始める前に、友人にこんなことを言われていたので、いざ婚活で男性と会うときは「難アリ覚悟」（失礼にも程がある）を持つようにしていた。

男性を評価する立場になんてないのに、そう言われるとなんとなく男性が「難アリ」に見えてしまう。

あ～なるほど。だからこの人アプリ使ってるんだな。

って具合に。

しかし、まだアプリの仕組みもよくわからなかった頃、どっからどーみてもノーマルで難なんか一つも感じさせない人と出会った。即座に「なんで？なんでアプリ使ってるの？！普通に生活してても出会いあるでしょう？！」と問い詰めたものだ。

人間は、理解できないものに対して臆病だ。

彼女持ち？既婚者？……むしろ難アリの男性の方が安心という謎事態が発生していた。

でも、婚活をある程度続けていると、みんなそれぞれ妥当な理由を持って活動に励んでいることがわかってきた。

そこで今回は、「難アリ」以外の妥当な婚活理由について、男性を問い詰めた結果をもとに考えてみたいと思う。

職場の女性に手を出すのは面倒

社会人になってからの出会いの場として一番一般的なのは「職場」である。

なので、男女混合の職場に勤める男性には「職場に若い子いっぱいいそうじゃないですか。」と尋ねることにしている。

すると、こう答えた人がいた。

「今は職場の女性に少しでも言い寄ると、すぐなんちゃらハラスメントとか言うから厳しい。」

あ～なるほど。日本男児を草食にしたのはセクハラモラハラマタハラ言ってるハラハラメディアだったか。

まあ実際のところは、ハラスメントという問題につながることは少ないのかもしれない。

しかし、ちょっとでもいいなと思う人にアプローチして、「○○さん超キモいんだけど～」とか裏で噂されることを考えたら、職場とプライベートを分けたくなる気持ちはよーくわかる。私だって飲み会のネタにはされたくないよ！

でもプライベートって言ったって、コロナで外のコミュニティは閉じてしまっているし、はたまたナンパなんてもってのほか…。

こういう”普通の感覚”の人たちが、アプリの世界で正々堂々婚活していることに、何の不信感を抱く必要があるだろう。

タイムリミットって人それぞれ

こんなことも聞いた。

なぜか勝手に「女は30超えたら余りもの」「男は35超えたら余りもの」みたいに思ってた。外資コンサル会社に勤める男友達は「男で早く結婚するメリットって何かある？」と昔言ってた。

だから婚活してる若い人を見る度に「なんで？」って懐疑的に思ってた。

でも、意外と若さの定義も人それぞれなんだと思う。

いつまでたっても結婚できない難アリ（失礼にも程がある）以外の若い人も結婚についてまじめに考えてるからこそこの活動に踏み切っているのだ。

婚活市場に出てきてる人が全員ハゲてるってわけでは、もちろん、全然ないよ。

アプリでの出会いへの抵抗度も、人それぞれ

かつて、大学の同期とマッチングしてしまったことがある。以下のメッセージチェーンをご覧いただきたい。

そう、私たちにとってマッチングアプリはもはや出会いのツールとしてメジャーなものとなった。

婚活畑は、相手がいなくていなくて困り果てた人たちが来る場所ではなくなったのである。そういえばわたしのかなりまともな友達もアプリで出会って結婚してたわ。

オンラインでの出会いは運命じゃないとか言ってる、時代に取り残されたおじさんのことはもう放っておこう。

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女性の中には、婚活をしていること自体が余りモノ認定されてるみたいで、なかなか行動できない人もいると思う。プライドが邪魔する気持ちは私も痛いほどわかる。

でも婚活はもう変な人だけがやる時代じゃなくなったよ。コロナがその雰囲気を後押ししてくれてる気もする。

行動しなかったら行動しない余りモノができあがるだけ。最初は顔写真さらさなくてもいいから、とりあえずどんなモンかその世界を見るだけ見てみたらどうだろう。