ツイッターなどで都会の人の婚活レポを見ていると、そのきらびやかさに仰天する。
まず、東京にいるだけでそんなに稼げるの?!っていうほど、男性も女性もお金持ちだ。
デートで○○区の△△に連れて行ってもらったとか、なんとかっていうブランドのネックレスをプレゼントされたとか。タワマンとか私学の学校とか。地方の婚活と、少々世界が違うようだ。
今回は、地方の婚活の良いところも悪いところもレポートしていこうと思う。
×世間がせまい
田舎で婚活パーティに参加していると、
「あ、このあいだもお会いしましたね…!」
という挨拶から始まる人がいる。おおよその自己紹介は初回に済んでいるので、もはやお互いの婚活の近況報告。男性の婚活戦友ができそうな勢いだ。
これはこれで楽しいのだが、やっぱり婚活の場で同じ人と会うというのはバツが悪い。そんな会話を他の人に聞かれても嫌だし。
特に注意しなければいけないのが、「年収○○万円以上限定」とかって銘打ってるパーティ。
そもそも、田舎には高年収の人があんまりいない。ので、必然的にこれに参加できる条件の人は限られてくる。そして「こいつ、ハイステータス限定のものばっかり参加しとるな!」と思われるのもなんだか恥ずかしいような。
また、アプリで「この人たち、会社の同期では…?」と思われる男性達と私が同時にマッチングしてしまうことがある。市役所なんかはとくに危ない。年齢が同じで、仕事内容を少しつつくと同じ部署で働いていることがわかったりする。さすがに、2人が知り合いだったら同時並行はきついわ。
決して悪いことをしているわけではないのだが、普段の生活と婚活の場がつながってしまうことがままあり、焦ることも。先日、確定申告会場で懇切丁寧に対応してくれた税務署の人と、婚活パーティで再会した。運命かよ。
だからこそ、人と人の関係は慎重に。興味がない人を雑に接するようなことは、田舎では特にしない方がいい。だってどこで会うかわかんないよ。
△出向中の国家公務員、メガバンク社員
年収を上の方で絞っていくと、医者を除き、だいたい出向中の国家公務員かメガバンク社員が顔をそろえる。
以下、鉄板の会話。
国土交通省なんてすごい!
こんなパーティなんて来なくても、モテるんじゃないですか~?
Rさん(34)
去年引っ越してきたばっかりだから知り合いが全然いなくて💦
なるほど、そうかもしれない。国家公務員の婚活は確かにハードモードらしい。そもそも激務だしね。
私の友達も、地方出向中の省庁勤務の彼とアプリで出会った。その後結婚し、今は東京近郊の家賃1万円の官舎で暮らしている。知ってた?国家公務員の家族寮って家賃1万なんだよ。
そう、彼らが探しているのは、「俺の全国転勤についてきてくれる嫁」。それなりに聡明で、美人である必要があるのだけど。
転勤族になってもいいよという女性にとっては最高の物件だ。しかし私のように実家の近くで落ち着こう…と考えている人には向かない。
△県内のさらに田舎から出張して婚活パーティに来てる人
同じ県といえども北と南、東と西では結構距離がある。
私は県庁所在地のある市に住んでいるので、その市の婚活パーティに参加することが多いが、参加男性のプロフィールには「住んでいるところ:○○島」とか書いてあって、びびる。船に乗ってはるばる来る人、高速道路で2時間かけて婚活パーティに来ている人なんて珍しくない。
「○○島?!遠くないですか?」と聞くと、決まって最初は「そんなことはないよ」と答えるが、デートを重ねていくとやっぱり「遠い…」と本音をもらす。
結婚して一緒に住むってこと考えたら、心配になる。でも、そういう地方にいる人ってほんとに出会いがなくて困ってる人なので、いい人も多いんだよね。
○だいたいの人が、結構まじめ。
私はいわゆる「ヤリモク」と出会ったことがない。「ヤリモク」の雰囲気さえ感じたことない。
また、既婚者なんか本当に紛れ込んでいるのか?東京ってそんなにプリンが流行ってるの??
婚活パーティのあとに、マッチングできなかった戦友とともにパーティの反省会が度々行われるのだが、これらの被害にあった人を未だに聞いたことがない。
・1回目のデートは必ず昼間だし。
・だいたい3~4回目のデートくらいで付き合おうって言ってくれるし。
・ラインの登録名が漢字で本名だ。真面目か。
きっと婚活の治安も良いのよ、田舎は。
田舎はとにかく婚期が早い。私は今28歳だが、うっかり恩師に会った際には「まだ結婚してないの?!」と驚かれる。結婚志向も高いので、都会よりかは、出会ってしまえば結婚まで早いのではないかと感じている。
コメント