育児中の友達と話をしていると
赤ちゃんがスムーズに寝てくれないことで
みんなかなり悩んでいることに気付いた。
なんでも、
「腕の中では寝るのに、ベッドに置いた途端起きてギャン泣き」する、
”背中スイッチ”なるものが存在するらしい。
そんな課題を少しでもラクに乗り越えるべく、
新生児からの「ねんねトレーニング=ネントレ」本を
妊娠中に3冊ほど読んでみた↓↓
以上の本はいずれも科学的根拠(エビデンス)
に基づいた方法論である。
今回はその3冊にほぼ共通して書かれていた
寝かしつけのコツを紹介していこうと思う!
睡眠環境:「光」「音」「温度・湿度」
まずは赤ちゃんが寝る部屋の
①光 ②音 ③湿度・温度
を整えることが重要!
【①光について】
赤ちゃんが興奮状態になるのを避けるべく、
夜はできるだけ真っ暗な部屋で寝かす。
常夜灯やテレビ・スマホなどの明かりにも注意。
おむつ替え等のときは、
暖色系のフットライトを利用する。
↓↓こんなので赤色を設定。
眠りを妨げる”ブルーライト”の逆で
赤いライトってことね。
また、明け方5時頃の朝日で
目覚めてしまう赤ちゃんもいるので、
遮光カーテンやクリップ・テープを駆使し、
太陽光を完全にシャットアウトできるとベスト!
↑『マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方(愛波文.著)』より
昼間については、
・0~3ヶ月までは比較的明るめの部屋でOK
・3ヶ月を過ぎたら昼寝も暗い部屋で行う
のがセオリーとのこと。
【②音について】
「ぐっすりノイズ」「ホワイトノイズ」を使用する。
テレビなどの砂嵐の音や、
波の音などの自然音を聴かせると安心して眠るらしい。
胎児のときに聴いてた音だからだそうな。
ポイントは、
寝かしつけの段階から使用し、
寝てる間ずっと流しっぱなしにすること。
夜中に赤ちゃんが起きたとき、
寝たときと同じ状態だと
再び自分で安心して眠れるようになる。
【③温度と湿度について】
寒すぎる・暑すぎる環境はぐっすり眠れない要因となる。
・夏は25~27℃
・冬は18~20℃
・湿度は50~60%
に調節。
大人が「ちょっと涼しいかな」と
感じるくらいが良い。
寝具:おくるみ?スリーパー?掛け布団?
3冊とも共通してオススメしていたのは、
圧倒的に「おくるみ(=スワドル)」と「スリーパー」!
乳幼児突然死症候群や窒息のリスクを下げるため、
枕や掛け布団の仕様は推奨されていない。
赤ちゃんは何かに包まれていることで安心して眠れる。
また、自分の「モロー反射」で起きてしまうらしい。
寝返りができるようになるまでは、
このモロー反射が起こらないように
赤ちゃんの手足の動きをある程度制御できる
おくるみでぎゅっと体を包むと良いらしい。
ただ、このおくるみ、寝かしつけには効果大だが、
股関節形成不全・窒息などのリスクも潜んでいる。
これらを考慮すると、個人的には
スリーパーがベストな寝具なのかな~と思い、
こちらを購入した。
背中スイッチを発動しない、ねんねルーティン
寝かしつけといえば、
・赤ちゃんが泣いたら授乳して、
・腕のなかでゆさゆさして、
・眠りについたところでベッドにそっと置く
というイメージを持っていた。
が!
この方法だと、
見事に背中スイッチが発動されるらしい!
結果、寝かしつけに時間がかかる…と。
これを防ぐためには、すばり、
「抱っこして腕の中で寝かす」のをやめるべきだ。
以下のねんねルーティンを実行することで、
赤ちゃんの「寝る力」を引き出すことが重要である。
【新生児からのねんねルーティン】 ①赤ちゃんの活動時間の終盤にベッドに置く ②子守歌を流す ③絵本を読む ④電気を暗くする ⑤ホワイトノイズを流す ⑥ママ/パパは部屋を去る
ルーティンとはいわば儀式のようなものだ。
寝る前に毎日同じ流れの同じことをすることにより、
赤ちゃんは「これをやったら寝るんだな」
ということを学んでいく。
①の、赤ちゃんの活動時間は月齢によって異なるが、
0~1ヶ月はおよそ1時間なので、
赤ちゃんが疲れないうち(起きてから50分後くらい)に、
ベッドに置き、ねんねルーティンを始めるのが良いらしい。
赤ちゃんが泣いたら即抱っこ!おっぱい!
というイメージもあったが、
これだと抱っこや授乳をしていないと
寝ない子になってしまう。
だからといってネグレクトを推奨しているわけではない。
赤ちゃんのあやし方にもいろいろ種類があり、
以下の①~④を段階的にやっていくと良い。↓↓
【赤ちゃんのあやし方4段階】 ①「大丈夫だよ~」「ママここにいるよ~」などの声かけ ②スキンシップ・とんとん ③抱っこ ④授乳(最終手段)
寝ている途中で泣いても慌てて抱っこしに行かず、
少し(2~3分)放置して様子を見ていると、
自分でまた眠りに戻ることもあるらしい。
抱っこすることで逆に覚醒してしまうとか。
以上、新生児から実行できる
寝かしつけのコツについて要点をまとめたが、
もっと詳しく知りたい人はぜひ以下の3冊を
妊娠中に読んでおくことをオススメしたい。
↑↑科学的根拠・理由が満載。ネントレは教育だということを思い知らされる。
↑↑読みやすい。図やイラストが豊富でイメージを持ちやすい。
↑↑月齢ごとの具体的なスケジュールについて書かれているので、内容を実行しやすい。
本によって書かれていることは微妙に異なるものの、
共通点を探っていくことで、
より普遍的な寝かしつけスキルを学べるだろう。
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