恋愛感情なんて脆弱なものだけで結婚しない方がいいワケ

スポンサーリンク
婚活・結婚

昔からお母さんに「好きで好きで好きでたまらない人と結婚しなさい。」と言われてきた。

お母さんは結婚したとき、お父さんのことが好きで好きで好きでたまらなかったらしい。

今は毎日結婚したことを後悔しているが、昔の恋愛感情の貯金があるから乗り切れるとか言ってる。毎日後悔しているのに、この謎理論を娘に勧めているのはなぜだろう。

「好きで好きで好きでたまらない人」と結ばれるのは、いわば乙女の理想である。ドラマや漫画で「まあまあ好きだし、年収もいいし、家事も得意みたいだし結婚してもいっか」程度のテンションのヒロインは存在しないし、はたまた元カノのことがまだ大好きなヒーローなんていらない。

果たして、「好きで好きで好きでたまらない人」同士の結婚はそんなにいいものなんだろうか。

今回は「好きで好きで好きでたまらない」結婚の先に何が待っているか、考えてみたいと思う。

釣った魚にエサをやらない人

誰かから好意を寄せられれば、うれしい。

私も以前、猛烈な愛の特攻を受けたことがある。それは出会った瞬間から始まった。毎日のように会いに来てくれた。プレゼントには必ず手紙を添えてくれた。彼の上司と一緒に食事をしたこともあった。

そして、出会ってから3ヶ月で結婚しようと言われた。

こんなに自分のことを思ってくれる人なら…という気持ちもあって、ふたつ返事でYesと言った。

しかし、この頃を境に彼は変わってしまった。

今まで毎日くれたメールは全くなくなった。おうちデートしかしなくなった。今までのように、愛の言葉を発しなくなった。

彼はいわゆる”釣った魚にエサをやらない”タイプだったらしい。結婚の話までいったんだけどなあ。

彼の熱がだんだんと冷めていくのと同時に、私たちの関係も終わった。

まったく、感情だけで「結婚」の言葉を口にしないでほしい。

恋愛感情がなくなったあとの彼をどれだけ愛せるか

恋愛感情がマックスのときの彼は、いわば背伸びをした状態だったんだと思う。

私のことが確かに「好きで好きで好きでたまらなかった」と思う。だからこそ、無理をしちゃったんだと思う。私はその背伸びをした状態の彼を好きになったんだった。

これは男女逆でも同じである。私も誰かを猛烈に好きになれば、悪いところは一切見せたくないし、なんなら嘘も余裕でつく。ちなみに昔お母さんはお父さんが「おとなしい人が好き」と言うのを聞いて、デート中ひたすら黙っていたらしい。

でもこんなんすぐにバレるがな!

結婚生活は、下手したら70年続く時代。恋愛感情マックス時の背伸び期間を長く見積もって2~3年としても、67年間背伸びし続けるなんてふくらはぎがつる。

恋愛感情抜きの、平常モードの自分をいかに受け入れてもらえるか、平常モードの彼をいかに受け入れられるかが、長く関係を続けていけるかどうかの見極めどころなのではないだろうか。

好き度が落ちていく結婚生活と、上がっていく結婚生活

メンタリストDaiGoは、「顔も知らなかった相手とのお見合い結婚の幸福度は、恋愛結婚の幸福度よりも高い」という研究結果を教えてくれた。

恋愛初期に好き度が急激に上がってしまえば、そのあとは下降していく一方である。しかし、初期の状態が0に近ければ、その後徐々にお互いのいいところを見つけ合って相手との信頼関係は徐々に深まっていく。つまるところ100点からの0点。0点からの100点。合計獲得点数は同じでも、どっちの方が幸福だろうか?といった内容だった。

一考に値すると思う。

大恋愛に憧れる気持ちはわかる。でも、結婚とは日常生活の連続だ。ドラマにはこの部分は描かれていない。実際には「育てていく関係」の良さもあるのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました