警察官と付き合うということ

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婚活・結婚

アプリで「地方公務員」とマッチングした。

プロフィールには「県内の異動が不定期であります。」と書かれていた。県庁の人かなあとか思ってたら、警察官だった。警察官って公務員なんだ、って当たり前のことに気付いた婚活初心者時代だった。

今まで出会ったことがなかった警察官とのお見合い生活はなかなか楽しくもあった。

今回は、警察官との交際及び結婚について、そのリアルを記録しておこうと思う。

警察官の年収

知らなかった。警察官の年収がこんなに素晴らしいなんて。

その額は普通地方公務員の1.2倍といわれる。地方公務員がだいたい一般企業の中央値を行くので、それを考えると、田舎ではこれがハイスペに値する。ちなみに彼(34)の現年収は750万円だった。

警察官は試験に合格することで階級が上がっていく。もちろん階級が上がればさらに年収が上がる。

給料だけじゃない。家賃補助や家族手当が半端ない。あと退職金と年金。公務員なので住宅ローンなども組みやすい。

うーん、Fラン大卒でこれだけ稼げるの。コツコツ真面目に勉強すりゃ勝てる社会じゃないこと実感。

結婚後も継続して仕事を続けたい私は、「相手に専業主婦になって欲しい願望があるかどうか」がかなり重要事項である。探りを入れた以下の会話をお聞きいただきたい。

まお
まお

(マッチングアプリの条件欄の話をしていて、)男性は女性側の年収を気にするの?

お相手Tさん・警察官(34)
お相手Tさん・警察官(34)

全く気にしないねー

まお
まお

へえ~なんで?

お相手Tさん・警察官(34)
お相手Tさん・警察官(34)

だって、結婚したらどうせ仕事やめるでしょ?

まお
まお

(…………)奥さんには家に入って欲しい派?

お相手Tさん・警察官(34)
お相手Tさん・警察官(34)

入ってほしいね~だって一馬力でもいけるもん。それくらいはもらってる。

女のキャリアなめてんじゃねーぞ。

残念ながら私との相性は合わなかったが、専業主婦になりたい女性には、公務員の中で3馬身給料が抜けた警察官は、安定もしていていいかも?

突然の呼び出し

彼は雨が降ると必ず降水量を確認していた。

「雨結構降りそうだから、今回は俺の家周辺のデートでもいい?」

「今日は招集に備えて家でおとなしくしてるよ。(デートの予定だった日)」

休みの日も休みの日じゃない気がした。

そして少し遠出する際には、「外出届」というものを前もって提出するらしい。

警察とは夜中の2時に高速飛ばして他県に星を見に行くなんてことはできません。

相手の身辺調査

付き合って1~2週間たった頃、彼は上司との面談で「結婚の予定はある?」と聞かれたらしい。

彼は「するかもしれません。○○市に住んでる○○さんです。」

えっっっもう上司に言ったの?!しかも私の名前出したの??

当時は、「真剣に私とのこと考えてくれてありがとう♡」なんてかわいげのあることを言ったものだ。

しかし、完全に脳内お花畑だった。

警察は、誰かと交際が始まったら、上司へ報告しなければならない決まりらしい。(県によって少し差があるとのこと。)

また、結婚の際には身辺調査(相手はもちろん、相手の家族3親等に犯罪歴等がないか、反社勢力とのつながりがないか等の調査)が行われるとのこと。聞くところによると変わった宗教系もアウトらしい。

なるほど、出会って間もなく親の職業を聞かれたのはこのことも関係してたのかもね。

異動が多い

警察は(ノンキャリア組なら)基本的に都道府県採用だ。ところが、都道府県って意外と広い。県内東西南北、どこえでも行く。

だいたい同じところに長くとどまれても5年くらい。また、階級が上がると必ず異動が発生するとのこと。

5年おきに引っ越しか…めんどくさいなあ………。

警察と結婚したら、今の仕事を続けるなんて無理だと確信した瞬間でした。


警察官が魅力的な職業ランキングの上位に入ってくるなんて、今まで知らなかった。

確かに彼らは警察学校の訓練というスーパーハードの関門をくぐり抜けているし、仕事では理不尽なことも多いので、精神的に強い感じがして頼もしい。

でもそこには警察官の嫁ならではの苦労があるんだと思う。

警察官!かっこいい!に飛びつくことなく、その業務の特殊さの現実をしっかり見つめよう。


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