先の記事で、(海外)転勤族の彼との結婚には、相当の覚悟を。ということで、転勤族との結婚のデメリットを挙げた。
個人的には転勤族NG派だが、それでも物事には両面性があり、転勤族のメリットもそれはそれで存在する。
今回は、駐妻観察に基づき、転勤族のメリットも何点か挙げていこうと思う。
帰国/異動でチャラになる関係
ママ友同士のドロドロな人間関係も、子ども同士のいざこざも、
帰国/異動できれいさっぱりチャラになるのが、転勤族の良さだ。
あと1年我慢すればこの人とは一生おさらばだ!と思えば、
いろんなことが乗り越えられるものだ。
人は「うまくやっていかなければ」と思えば思うほど相手に気を遣い、気疲れしてしまう。
しかしひとたび、「どうせこの人とは一生の付き合いじゃないし!」と思えば、
気持ちが楽になり、むしろ上手に人間関係が築けることがある。
義理の家族との距離ができる
もちろん、実の親も義理の親も近くにいれば、子育ての場面などでいろいろと活躍してもらえることがあるだろう。
しかし、その距離が近ければ近いほど、問題も増えるモノだ。ましてや同居なんてダメ、絶対。
転勤で遠くに暮らしていることは、家族に顔を見せない格好の理由となり得る。
親戚づきあいが希薄になる大義名分を得られるのは転勤族のメリットだ。
話は脱線するが、私の同僚(男)は、
「彼女と結婚したいが、彼女の妹がド級にヤバい奴なので、プロポーズしようかどうか迷っている」
と先日愚痴をもらしていた。
私たちは彼の家族と結婚するのではないが、
結婚とは家族同士の付き合いであることも受け入れなければならない。
義理の家族とは常に適度な距離が必要だ。よし、逃げたくなったら転勤族になろう。
夫との信頼関係が深まる(場合もある)
私もかつて、転勤族の嫁になろうとしていたことがある。
その際、同じく転勤族の嫁業をしている年配の女性に、ある悩みを相談したことがあり、こう言われた。
○○さん、彼のことはすっごく好きなんですけど、転勤族の嫁になって世界各国に住むのがとっても不安で。出産とか子育てとかお母さんの助けがないと…
お母さんと子育てするんじゃないのよ!旦那と子育てするのよ!!旦那しか頼れる人がいないからこそ家族の絆が深まるの!
なるほど一理あるなと思った。
かつての同僚(男)に離婚経験のある人がいて、離婚理由を尋ねると、こんなことを言っていた。
嫁が実の両親と仲良しすぎて、何かある度に実家を頼ってた。
嫁にとっての俺の存在価値が全然感じられなかった。
せつな…。
男は頼られてこそ自分の存在意義を確認するもの。
実の両親があんまり近くにいて結婚後も依存できちゃう関係も考えモノってことだ。
転勤族であれば、何かあったときに頼れるのはお互いの存在だけ。
助け合うことで強い絆が構築されるパターンも多いのだろう。
もし婚活で会っているお相手が転勤族だったとしたら、そのメリットとデメリットをぜひ比べてみて欲しい。好きって気持ちだけで結婚すると、その後大変なことになるので、結婚前に現実をよく知っておこう。
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