海外では当たり前?”カップル・セラピー”のススメ

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婚活・結婚

あなたは「カップル・セラピー」と呼ばれるものをご存知だろうか。

ニューヨークを舞台にした、女のキャリアと恋愛事情を描く超有名ドラマシリーズ、 「Sex and the city」 の中で、主要登場人物の一人であるミランダは、夫スティーブに浮気されてしまう。

別居、そして離婚騒動になるのだが、ここで、ミランダとスティーブはある相談機関を利用することになる。

それが”カップル・セラピー”、または”マリッジ・カウンセリング”と呼ばれるものだ。

ミランダとスティーブが、見知らぬ第三者に自分たちの浮気騒動のことを相談していたのを見たときには、「この人、一体誰?何者??」とまず思った。

しかし欧米では、夫婦仲がこじれたときに、こういった相談機関を利用するのはごく一般的であり、このように映画にも自然に登場する。

今回は、欧米の”カップル・セラピー”がどのようなものなのか、紹介していこうと思う。

どんなときに利用するの?

他人同士が一緒に過ごしていれば、葛藤やいざこざが生まれるのはいわば当然のことである。

カップル・セラピーは、 「夫婦(カップル)仲について悩んでいる人が、関係をなんとか改善したい」と思いさえすれば、誰でも利用できる。

その相談内容には、カップル間の価値観の違いやお金の使い方などのことから、暴力・不倫などのヘビーな内容、恋人の家族に関することやセックスの悩みなどのセンシティブなことまで含まれる。

・彼氏(旦那)が避妊をしてくれない。

・彼氏(旦那)の家族が変な宗教にハマっててどうしよう。

あなたならこんな悩みを誰に相談するだろうか。

カップル・セラピーにいる相談員は、いわばこういったカップル間の問題の解決に長けているので、第三者の立場から建設的なアドバイスをくれる可能性が高い。

家族でも友人だとどうしても情が入り込んでしまい、敵・味方の構造を作りがちだが、そこで一線を引くのがカップル・セラピスト(相談員)である。

実際、どんなことをしてくれるの?

カップル・セラピーという名前だが、その形態はごく普通のカウンセリングサービスによく似ている。

最初のセッションでは、相談員が双方からヒヤリングを行う。2人のなれそめや、記念日の過ごし方等を聞くこともあるらしい。

2回目のセッションでは、具体的な問題の解決方法に迫ることが多い。

言いにくいことの伝え方のテンプレートや、アンガーマネージメント(怒りの制御の仕方)は、意外と知らないという人も多い。というか、対人関係のトラブルをたくさん乗り越えてきたって人以外は、みんなあまりそのマニュアルを知らない。

相談員は数々のカップルを見てきた経験から、これらの方法論を伝授してくれることがある。

日本にもあるの?

まだまだ新しいサービスのため、認知度は低いが、日本にも相談する。

「カップル・セラピー」とか「カップル・カウンセリング」で検索すると、お住まいの地域の相談機関がヒットする。

なぜか日本人はそういうプライベートな問題は、自分たちの力だけで解決すべきと思っている傾向があるし、うつ病は本人が精神的に弱いから悪いとかって未だに言う人たちもいる。

しかし、カップル問題を取り扱う経験を積んだプロがそこにいるのに、なぜ利用しないで一人で堂々巡りをするのか?!

もし近所のところに行って身バレが怖いということであれば、オンラインで相談できるところもある。

何か悩みがある場合、まずはウェブサイトをのぞくところからスタートしてみよう!



海外では心の問題も体の問題と一緒のように考えられ、体の不調を感じたら医者に行く感覚で、心の不調には”セラピー”を頼るのが一般的である。

パートナーにもスッと受け入れてもらえるだろう。

しかし、日本においてはまだまだ敷居の高いサービスというか、カップルのことを第三者に相談することを「恥」と思っている人も多そうである。

海外みたいに、もっとこういったサービスが一般的になればいいのになあ…と思うと同時に、日本人がカップル間の問題に直面したとき、より建設的・実用的な手段をとることも推奨したい。

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