妊婦健診の1週間後、15w
赤い出血があったので産院に連絡し、診てもらうことに。
出血の方は流産につながる兆候は見られないと言われて一安心したものの、
医者はこう続けた。
首の後ろの浮腫が気になるね。
えっ首の後ろの浮腫って、ダウン症の子に見られるっていう…?!
そうそう。実際ダウン症である可能性は少ないんだけど、
それよりも心臓系の疾患が心配かな。
今から総合病院に紹介状を書くから、そっちで詳しく診てもらって。
なんと。
こちとら夫婦共々健康なジャスト30歳。
まさか子どもに先天性の異常の可能性があるなんて。
紹介先の総合病院へ
2日後に総合病院へ行き、専門医の話を聞くことに。
そのときのエコーでは、首の浮腫の様子はうまく観察できなかった。
胎児が完璧に横を向いてないとダメらしい。
そこで、前のクリニックでもらったエコー写真を見せることに。
あ~微妙だな~
赤ちゃん、後ろの方に頭を傾けてるからね~
そうするとどうしても首の後ろがむくんで見えるよね~
という、どっちつかずの意見!
結局、エコー写真だけでは「わからない」とのこと。
「遺伝カウンセリング」を受けることに
遺伝カウンセリングとは、
出生前診断を受けるかどうか判断するための、相談。
出生前診断にはいくつか種類があり、
・NIPT
・絨毛検査
・羊水検査
などである。
現段階で提案されたのはNIPTだった。
NIPTでは、
・21トリソミー(ダウン症候群)
・13トリソミー(パトー症候群)
・18トリソミー(エドワーズ症候群)
の診断が出来る。
このうち、13トリソミーと18トリソミーは
明らかに心臓に奇形があることが多く、
産まれても長く生きられないケースが多いらしい。
(21トリソミー(ダウン症)の平均寿命は50歳ほど。)
そして現段階の私の経腹エコーでは、
心臓もちゃんと4つの部屋があって、形もきれいだという。
よって、13トリソミーと18トリソミーの可能性は低いだろう、とのこと。
堕ろすための「確定診断」
もしNIPTで陽性結果が出た場合、それがあたる確率は99%。
つまり1%は健常児の可能性が残されているわけである。
その白黒をはっきりつけるために、
次に行うのは「確定診断」である「羊水検査」。
お腹に針を刺して行う検査のため、
300人に一人くらいは、検査のために流産しちゃう人がいるらしい。
NIPTで陽性だったら、必ず羊水検査をやらなきゃいけないんですか?
やってほしいです。
ちなみに羊水検査で陽性が出る人たちは、ほぼ100%中絶を選択します。
えーーーーーーーーーーーーっ
陽性だったらみんな中絶するんですか?!
察した。出生前診断って、堕ろすためにやる人が多いんだ。
ご自宅でご夫婦でもう一度考えてみてください。
ただ、もう週数も週数なので、決断は早いほうがいいです。
週数って…そうか。
NIPTにかかる時間が1~2週間。
羊水検査にかかる時間が2~3週間。
今15週。中絶ができるのが21週。
中絶するんだったら、
今が最後の検査チャンスですよってことか…。
リアル生命倫理、の問題ですね。
夫との話し合いによる決断は、次回へ。
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