オマーンと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。サッカー?
私もオマーンに行こうと思って行ったわけではないので、行く前の知識はゼロだった。
ドバイに行った際、ひょんなことから滞在期間が少し伸びたことがあった。何をしようかと思っていろいろと調べていたところ、バスで国境を越えるという体験に魅力を感じてオマーンに行った。
陸路で国境を越えられさえすればオマーンじゃなくてもよかったのだが、訪れたらオマーンの魅力にどっぷりつかってしまった。他の国にはないオマーンのユニークな側面を3つ紹介する。
中東文化と海の融合
オマーンはここだ。
地図上でもわかるとおり、中東・アラビア半島に位置する国のなかでも、海に面した地が圧倒的に多い。
中東と言えばモスク(イスラム教の礼拝堂)、砂漠、スパイス、アラブ人…などのイメージがあるが、これらが海と融合するとさらにその魅力が増す。
これはオールドマスカット(Old Muscat)地区を訪れたときに撮影した写真だ。海岸線と、モスクのモチーフの建築物、そしてアラブ人のこのかんじがたまらない。
海沿いの街ならではの「フォート」(=城塞)
オールドマスカット地区は海沿いであることから、「フォート」とよばれる城塞が数多く見られる。フォートとモスクのコラボが見られるのはここだけ。
フォートには中に入って登ることのできるものもある。ここから見える海と街も圧巻。
また、マスカット市内にはフォートをモチーフにした建築物も多くあり、見物である。
スークで楽しくお土産探し!
オールドマスカット地区は、お土産を買うことができる商店街「スーク」も充実している。
私はここでモスク型の置き時計をゲットした。
番外:ヒッチハイクの文化
先に紹介したオールドマスカット地区は、マスカット中心地からバスでも行けるが、私はヒッチハイクで行った。
もともとはタクシーを止めようとしていたのである。しかし、そのタクシーにはすでに客がいて止まってくれなかった。そしたらなんと後続の車のドライバーが、「どこに行きたいの?」と車を止めて聞いてきたのである。
一緒にマスカットをまわっていた旅仲間(現地で調達)によると、オマーンではヒッチハイクがまま使えるらしい。味をしめた私は旅のほとんどの移動をヒッチハイクに頼った。
現地の人とランダムに会話するのは楽しいし、当時お世話になったドライバーさんには感謝している。
もちろん、女の子一人だったり夜間だったりする場合のヒッチハイクはおすすめしない。幸い私は男性女性を含めた旅仲間と一緒だったし、市街地から外れた場所には行かなかった。リスクを言ったらキリはないが、こんな旅行も宝の思い出である。
オマーンは治安もよく街全体がそこまで大きくないため、歩いて、あるいはヒッチハイクで回ることができる。また、英語もよく通じた。みなさんにも、オマーンでしか見れないもの、オマーンでしかできないことをぜひ楽しんで欲しい。
コメント