同じ英語と言っても、アメリカ英語とイギリス英語には、大きな差がある。
・TOEICのリスニングパートで、アメリカ人話者のものは聞き取れるが、イギリス人話者の問題に誤答が多い。 ・アメリカ留学をしていたので英語は得意だが、同僚のイギリス人の言うことはさっぱりわからない。 ・イギリス英語を理解できるようになりたいが、いい教材になかなか出会えない。
そこでイギリスの映画を見て練習しようにも、チンプンカンプンでモチベーションが続かない…!
今回はこんな人向けに、イギリス英語のリスニング練習に役立つ、イギリス英語とアメリカ英語が半分ずつ使われた恋愛映画を3つ紹介していこうと思う。
①About time . 邦題:アバウト・タイム~愛おしい時間について~
ドーナル・グリーソン 及び レイチェル・マクアダムス が演じるタイムトラベルものの恋愛映画。
舞台はイギリスなので、登場人物のほとんどはイギリス英語を話すが、ヒロインのメアリーを演じるレイチェル・マクアダムスがしゃべる英語はアメリカ英語なので、ストレスなく見ることができる。
恋愛ものの映画なので、使われている語彙や表現の難易度は低く、イギリス発音のリスニング練習にフォーカスできる。
主人公のトムを演じる ドーナル・グリーソン もそこまで早口でしゃべる人ではないので、聞きやすい。(トムの父親の英語は難易度エベレスト級だが。)
英語とは別に、ストーリーが非常にあたたかくて泣ける。
「いま、会いに行きます。」が好きだった人は確実にリピートして見る作品。
②The Holiday . 邦題:ホリデイ
キャメロン・ディアス 及び ケイト・ウィンスレット が演じる、”ホームエクスチェンジ”から始まる恋愛映画。
キャメロン・ディアスがしゃべる英語がアメリカ英語、ケイト・ウィンスレットがしゃべる英語がイギリス英語である。
恋愛で傷ついた心を癒やすため、どこか遠くの地に…と思ったイギリス人女性とアメリカ人女性が、クリスマスのホリデイ期間中だけ”ホームエクスチェンジ”(期間限定の家交換)を試みる話。
イギリス英語とアメリカ英語が交互に出てくるので、全くワケがわからなくならずに済む。
ケイト・ウィンスレットがひたすら美しい。しかしこの作中では2番手の女を演じる場面から始まっていて切ない。「邪険に扱われる」リアルをイギリス英語とともに味わいたいなら、ぜひこの映画を。
③Did You Hear About the Morgans? .邦題:噂のモーガン夫妻
イギリスのセクシー俳優ヒュー・グラントと、Sex and the cityで有名なアメリカの女優サラ・ジェシカが演じる、サスペンス調のコメディ映画。笑えて楽しい。
まず、サラ・ジェシカの英語はアメリカ人女優・俳優の中でも非常に聞きやすい。
ヒュー・グラントは早口でイギリス英語をしゃべるのでやや難易度が高いが、語彙・表現としては難しいものは出てこないので、いい練習になる。
ストーリーにメリハリがあっておもしろい。ヒュー・グラント演じるポールが浮気をするところから始まる。そんな中、脅迫の電話を受けて、2人で田舎へ映ることになるが、ついついポールを応援したくなる。
余談だが、この2人もカップル・セラピーを受けている。
イギリス英語は理論じゃない。ひたすら、慣れだ。
私も同僚がイギリス人になってから、イギリス英語が使われている映画、イギリス英語のラジオ、イギリス英語のYoutubeを見まくった。今では職場の中で彼の英語を一番理解できる程になった。
上記の映画は Amazon primeで見られる。↓↓何回も見て慣れていこう!
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